燃え盛るたいまつを海にながし、厄除け、無病息災の祈願、また睡魔を払う火祭り。ねぶたとしては日本海側での南限。
木枠の台座に立てたたいまつは高さ約4から6メートル、太さは根元が0.7から0.8メートル、先端が0.3から0.4メートル、青竹に藁、むしろなどを巻いて荒縄で縛ったもので、息を吹きかけ災いを移した人形(ひとがた)として、茄子や胡瓜に目鼻をつけ紙製の服を着せたもの、人形に切った紙、願い事を書いた短冊などを飾り物としてたいまつに刺してある。
午後2時ごろ禊場(みそぎば)である櫟原(いちはら)神社で大祓の神事を行ったあと、夕方の5時ごろ和田の浜(ほたるいかミュージアム裏手)に向け住民や子供たちが担いで「ネブタ流され、朝起きゃれ(起きれ)」と掛け声を掛けながら地区内をまわり、浜辺に到着した後の午後6時半ごろに点火し、大人も子供もたいまつといっしょに海へ入り、大人達は最後まで綺麗に燃え尽きるよう手助けしながら見守る。なお、「ねぶた」は人々を悩ます眠気といわれ、7月31日以降昼寝をしてはいけないと伝えられている。
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city:
滑川市中川原海岸
place:
和田の浜
datetxt:
7月31日
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