糸満ハーレー

kana: 
いとまんハーレー

爬竜船(はりゅうせん)を漕ぎ競い合うことで航海の安全や豊漁を祈願するものである。当日は糸満以外でも沖縄県内各地でおこなわれている。
ハーレーシーズンの幕開けは、一週間前(旧暦の4月27日)に港を見下ろす糸満市町端区の高台山巓毛(さんてぃんもう)で早朝5時にハーレー鉦(かね)を打ち鳴らし、時期の到来を人々に知らせる。そして当日の朝に山巓毛に南山ノロ・糸満ノロをはじめ、根神、糸満にある門中の世話人、ハーレーに参加する三村(西村・中村・新島)の代表者たちが一堂に集まり御願(ウガン)をする。この御願が済むと港では、ハーレーの行事の開始となる。
地元では「ハーレーの鉦が鳴ると梅雨が明ける」という言伝えがある。
沖縄県内では一般的に「ハーリー」と呼ばれているが、方言の大切さと伝統を重んじる糸満では、漁業のまちらしく行事本来の名称である「ハーレー」を使用している。

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city: 
糸満市
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datetxt: 
旧暦5月4日