御嶽神楽

kana: 
おんだけかぐら

宝徳元年(1449年)、豊後国の守護であった大友氏第14代当主大友親隆が日向行縢山での薩摩への戦勝を記念して創建した御嶽神社で奉納されたのが始まりであるとされる。その後、江戸時代中期に、加藤長古が出雲神楽の型を取り入れて現在の神楽の型を完成した。大分県南部や熊本県阿蘇地方に分布する御嶽流神楽の起源であり、その代表といえる神楽である。
総演目数は33番あり、各演目は登場、中心の舞、退場の三部構成が基本で、いずれも大太鼓、締太鼓鉦、横笛の演奏を伴って、勇壮に舞われる。通例、まず、東西南北中央の五方の神々がその場を浄める「五方礼始」(ごほうれいし)が舞われ、続いて、国産みについての「天沼矛(あまのぬぼこ)」、瓊瓊杵尊の降臨についての「天孫降臨」(てんそんこうりん)」、天照大神の岩戸隠れについての「岩戸開」(いわとびらき)、須佐之男命による八岐大蛇退治についての「綱切」(つなきり)、「八雲払」(やくもばらい)といった日本神話に題をとった演目が数番演じられる。

month: 
prefecture_er: 
city: 
豊後大野市
place: 
御嶽神社
Image: 
datetxt: 
4月第1日曜日

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